本の虫の、脳みそ

28歳、猫と暮らし、本を読みます。

29歳当日

29歳になった。

本当はさっさと30歳を迎えたい。

年々誕生日が静かになってゆく。

祖父とテレビ電話をした。

祖母は足のリハビリが済んだら、

「おじいちゃんと会いにいくね」という。

私が行けばいいんだよな、よく考えたら。

なぜに行けないんだろう。

今の自分の姿をみっともなく思っているから?

みっともないんだろうか。

毎月5,6万分しか頑張っても働かなくて、

のこりは親に助けてもらって、

やっと生きているのかと思えば

実はちょっと息抜きにお茶をしたり、

何ヶ月に一回はゲームも買っている。

交際費はないんだからと、

本は自由に買っている。

要は病気とはいえ、ぬるま湯のような暮らし、

そう揶揄されても仕方のない暮らし。

そんな私を私が許せないのは、

日々の悪夢の内容からも明らかで、

私は怠け者怠け者だと、激しく叱責された。

だれか貨幣経済をぶっこわしてくれまいか。

働けなくても、生きられるように。

もしくは死ぬことを選べるようにしてくれ。

変わりたい、抜け出したい、

でも私は今どこに堕ちているのかすら、

わからないんである。